ふと、
胸の奥で
かたく閉じていたはずのものが
ひらいた。
その穴からこぼれた沈黙は、
だれかに届く前の
まだ名前のない鼓動。
ひらいた心臓は、
痛みではなく、
世界へ向けて
小さく灯った光だった。
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