観音院展

助け船は、いつも予想外のところから。

準備を重ね、想定できる限りの段取りを整えていても、現場では思いがけない出来事が起こるものです。心のどこかで不安を抱えながら、それでも前へ進む。その時、すっと差し出される手は、往々にして予想とは違う方向から現れます。

まるで、霧の中で見失った航路に一筋の灯りがともるように。自分の力だけでは届かなかった場所へと、そっと導いてくれる存在があることに気づきます。

助け船は、自分が信じていた海図の外側からやって来る。だからこそ、驚きと共に深い感謝が生まれるのだと思います。

今日、またひとつ学びました。人のご縁が運んでくれる未来は、いつも想像を軽々と超えていくということを。
今日も無事で。