5月28日「花火の日」
江戸時代、隅田川で大飢饉と疫病で亡くなった人々の慰霊と、平和への祈りを込めて花火が打ち上げられたのがはじまりだそうです。
人の生まれ方や死に方は、本の表紙と裏表紙のようなものだと何かの本に書いてありました。
どんなに華やかに生まれようと、静かに去ろうとそのあいだに書かれる物語こそが、その人の光。
花火はほんの数秒の命。
でも、夜空に咲いたその光を、人は長く記憶にとどめます。
あの一瞬に込められた祈りや想いが、誰かの心を照らすからです。
人生もまた、そんな一瞬のきらめきかもしれません。
でも誰かが見上げて、心に残してくれるなら、それは決して消えない。
今日は静かに空を見上げながら、
誰かの物語を思い出してみたいと思います。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。