おはよう御座います。今日も一日何卒よろしくお願いを申し上げます。
彫刻家の水島太郎です。
今日のテーマは、コーヒー豆の産地別の個性。
私は素材を大事にする彫刻家だからこそ、コーヒー豆も「どんな土地で育ったか」という背景にワクワクします。今回は、代表的な産地の特徴を、ちょっとアーティスト視点で語ってみます。

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1.エチオピア ― フローラルで繊細、まるで細工彫刻
エチオピアはコーヒー発祥の地とも言われ、華やかな香りや紅茶のようなフレーバーが特徴です。
特にナチュラル精製のものは、ベリーのような甘さがあって、軽やかなのに奥深い。私はこれを、繊細な線彫りや透かし彫りのような表現に重ねます。
おすすめの楽しみ方:
浅煎りで淹れて、香りを鼻で味わいながら飲む。ぜひブラックで。まるで香水のように立体的な香りです。
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2.コロンビア ― バランスの良い万能選手、クラシック彫刻のよう
コロンビアは酸味・甘味・コクのバランスがよく、「これぞコーヒー」という印象を持つ人が多いです。
彫刻でいうなら、ギリシャ彫刻や古典的な石像のような安定感と調和があります。個性が強すぎず、でもしっかり主張する土台を持っています。
おすすめの楽しみ方:
中煎りでドリップにして、ミルクとも相性抜群。朝の一杯にぴったりです。私はミルクの代わりに豆乳で。
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3.ケニア ― ジューシーで鮮烈、前衛彫刻のよう
ケニアは強い酸味と甘さが特徴で、まるでグレープフルーツやカシスを思わせるような鮮烈さがあります。
彫刻家の目線でいうと、見る人をハッとさせる前衛的な作品、奇抜なフォルム、実験的な表現に近いです。
おすすめの楽しみ方:
浅煎り、夏はアイスにしても、みずみずしさが際立ちます。
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4.ブラジル ― ナッツ感とまろやかさ、木彫のあたたかみ
世界最大のコーヒー生産国ブラジルは、ナッツやチョコレートのような甘み、まろやかさが魅力です。
私は、手触りのいい木彫作品や、どこか素朴さを感じさせる民芸品を連想します。日常の中に溶け込む、安心できる味わいです。
おすすめの楽しみ方:
深煎りをフレンチプレスやエスプレッソで。カフェオレにしても最高です。
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5.グアテマラ ― 香ばしさと華やかさ、装飾彫刻のよう
グアテマラは、ナッツ系の香ばしさと、ほんのりフルーティな華やかさを併せ持つ産地です。
私にとっては、装飾の細かい家具彫刻や、教会の装飾のように、重厚さと華やかさが同居している存在。バランスがいいけれど、ふとしたときに個性が光ります。
おすすめの楽しみ方:
中深煎りでドリップ。ホットで、ゆっくり香りを楽しみたい豆です。
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おわりに
コーヒーは、単なる飲み物ではなく「土地と素材の物語」。
私は、素材に向き合う彫刻家だからこそ、産地の背景や個性を感じながら味わうのがとても好きです。
ぜひ皆さんも、次にコーヒー豆を買うときは「どんな土地から来たのかな?」と想像しながら選んでみてください。
もし「私の推し産地はこれ!」や「おすすめの豆がある!」という方がいたら、ぜひ教えてくださいね。
それでは、また次回、コーヒー片手にお会いしましょう。
【おまけ】インド ― スパイシーで奥行き、異国の工芸品のよう
インドのコーヒー豆は、日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが、じつはとても個性的。
モンスーンの強風と湿気で豆を寝かせる「モンスーンコーヒー」という独特の精製方法では、酸味が抑えられ、まろやかでスパイシーな味わいに仕上がります。
私はこの風味を、異国の工芸品や、重厚な装飾の入った金属細工のように感じます。ちょっとエキゾチックで、他にはない奥行きが魅力です。
おすすめの楽しみ方:
深煎りをドリップかフレンチプレスで。ブラックでもいいですが、スパイス感を活かして
チャイ風のミルクコーヒーにしても面白いです。
写真はグアテマラのエルインヘルト農園のパカスとマラゴジッペを交配したパカマラ
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