4月8日 花まつりと展覧会初日
おはようございます。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。昨日は、友人のご紹介で、ウィーンでオペラ歌手としてご活躍中の平野和さんがアトリエにお越しくださいました。
平野さんは、2025年の大阪・関西万博で「第九」を歌われるご予定とのこと。世界を舞台に活躍される姿に、刺激と勇気をいただきました。奈良の大仏殿では、ちょうど「花まつり」の準備が進められており、桜が満開でとても美しい風景が広がっていました。
その足で立ち寄った大仏殿前の国宝・八角灯籠が、青空を背に静かに佇んでいた様子も、なんとも印象的でした。そして本日より、奈良のギャラリーにて展覧会が始まります。
出品している新作《スガタ》は、料理を丁寧に作る人の姿勢が、そのまま食べる人へと美味しさや気持ちとして伝わる——そんな瞬間の“姿”をかたちにしたいと思いながら制作しました。素材には漆と麻を使用しています。
漆の奥行きある質感と、麻の素朴で力強い繊維が重なり合い、手仕事の痕跡を残しながら、静かに佇むかたちとなりました。
敷いている中央アジアの手織り絨毯が、作品にぬくもりと静けさを添えてくれています。【展覧会情報】
会期:4月8日(月)〜13日(土)
会場:奈良のギャラリー(詳細は追って)
※4月11日(木)の午後に在廊予定です。



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