来迎
City gallery2320
2月15日〜3月2日
1.27来迎
今日は旧暦で大晦日。
今週も一日何卒宜しくお願いを申し上げます。
昨日待夢さんの柿落とし展が終わり
いよいよ個展がシティギャラリー2320で2月15日からはじまります。
「来迎」という言葉には、何かが静かに訪れ、迎え入れられるという気配が漂います。終わりと始まり、生と死、存在と不在――そうした境界の曖昧さや、その先に広がる世界を彫刻という形で表現します。
目に見えるものがやがて形を変え、見えないものがそっと現れる。固く冷たいはずの素材の中に、柔らかな気配や移ろう瞬間を感じ取ることができるかもしれません。
本展では、彫刻が持つ静かな存在感を通して、心の深い部分に寄り添い、見る者の内面に安らぎや救いをもたらすことを目指しています。形あるものの中に潜む「迎え入れ」と「癒し」の力が、目の前の現実を超えた静かな救済へとつながっていくのです。
作品ひとつひとつが、訪れる者に静かな問いを投げかけます。
「この先に、何が待っているのか。」
迎え入れること、迎えられること。
その重なりの中に生まれる、新たな気配や余白を、どうぞ感じてみてください。


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