ピカソに向き合う

ピカソ自画像の大きなパンの手。

ピカソがテーブルにパンを並べたまま、どこか遠くを見ているポートレートがある。その視線は、鋭いというよりも、何かを突き抜けて、もっと深い森の奥を見ているようだった。僕、水島太郎には、そのピカソが梟に見えた。

夜の静けさのなかで目をひらき、まだ見ぬ何かをずっと待っているような、そんな姿。目に見えているものが全てでは無いと、ピカソから教えてもらった。

ピカソのパン
https://museumcollection.tokyo/works/89425/
東京都写真美術館 所蔵

写真家ロベール・ドアノー《ピカソのパン》
1952
Robert Doisneau
Les Pains de Picasso

https://www.contact-tokyo.com/artists/robert_doisneau/
https://www.robert-doisneau.com/fr/

1952年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau


「この豊饒な世界で自分自身を見失わないことは、私にとってひとつのゲームだった。私はルールを決めた。ユーモアと羞恥心という枠に守られれば、足を踏み外すことはあるまいと」。

アトリエ・ロベール・ドアノーHP(フランス語、英語)
The website of Atelier Robert Doisneau (French, English)